私たち「横浜アスリートクラブ」は平成22年から神奈川県陸上競技協会のもとで小学生中心の陸上競技の指導を続けてきました。現在、100名程度の参加者がおり、メンバー各自が目標を設定し、毎週練習しており、大会・記録会などの参加を通じて、健全な心身の育成と競技力向上を目指してきました。現に、ここ数年全国大会トップレベルの小学生を輩出しています。
また、ランニングやウォーキングには、「生活習慣病」の予防や「ストレスの解消」の効果があります。大会への参加やコースタイムなどの目標をかかげ、それに向かって練習を重ねた上で、目標を達成できたとき、その喜びは自信につながります。こういった効果からも、子供から大人向けに多世代に渡って、正しい走り方を身に着ける機会や環境を増やし、運動習慣を生活に定着させることが重要と考えています。
さらに今後は、運動が生活をより豊かにするという視点に立ち、誰もが気軽に運動を楽しむ必要があります。また、世代を超え、障がいの有無に関わらず、スポーツにおいてのノーマライゼーションの実現が必須です。
子どもたちを指導する中、私たちが問題視しているものが、もう一点あります。 “健全な心と身体”や“自主性”などを養う場であるはずの学校の部活動の現場で顧問から生徒へのハラスメントが深刻化しています。こどもたちの健全な育成を図るためにも、生徒の自主的な活動を、無理な負荷をかけることなく保証し、生徒にも教員にも、安心して楽しめるスポーツを提供する環境づくりも大切だと考えています。
私たちは、今まで地域の小学生中心の陸上選手の育成で培ったノウハウを活かし、広く一般市民に対して、陸上競技を通して、以下の活動を推進していきたいと考えます。